温泉に指輪やネックレスをしたまま入ったら・・・
こんな失敗ありませんか??
温泉に入るとチタンはどうなるのかという質問を結構いたただくので、ちょっとした実験をしてみました。
実験1 銀を黒くする薬品「燻し液」で実験!
用意したのは、シルバーを黒く加工する業務用の薬品「銀いぶし液」です。主成分は硫黄とカルシウムで、温泉に含まれているものとほぼ同じです。 (わかりやすく例えると、とっても濃い温泉の原液のような液体。)
ガラス容器に、シルバー925と当店の指輪を入れて硫化し黒くなるか実験してみました!
一般的なシルバー925と当店のリングをチタンリングを用意!10倍程に薄めていますが、怪しい色のいぶし液。
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シルバーとチタンの指輪を同時に投入し、この状態で5分程放置します。
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薬剤が手に付かないように、必ず触る前に、キレイに洗浄してください。薬剤は、出来るだけ触らないようにしましょう。
実験1結果 結果は一目瞭然!チタンは大丈夫でした。
実験をした本人も驚きの、一目瞭然な結果。いぶし液に粘度があったので、水に溶けきらない成分の塊があったのか、塊が触れていた箇所は、とくに変色して無残な状態になってしまいました。
実験2 放置しても黒くならない?
2009年5月、シルバー925(左)と純チタン(右)の指輪を製作し、両方5回位使用してそのまま放置しておきました。
実験開始 2009年5月
まだ出来立てのリングは、どちらもピカピカです。
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約半年後 2009年11月
手垢が付いた部分などが、
酸化して少し黒ずんでいます。
実験2結果 チタンは、放置しても変色はしません。
着用中にぶつけて傷が少し付いていた位で、チタンに関しては、ほぼ変化なし。シルバーの方は、ちょっと汚い色合いになっているので、お手入れが必要ですね・・・
2つの実験の結果とおり、薬品を使っても、普通に放置してもチタンはなかなか変色しません。 温泉でも気にせず入っても大丈夫だし、酸化も気にならないので、日常的にするアクセサリーにはとても向いている金属だと考えられます。
※ご自宅で同じような実験をする場合は、いぶし液を素手で触るのはお肌にとても良くないです。
市販の硫黄成分の入った入浴剤でも代用できますので、入浴剤を使用してください。濃度は薄いのですが、長時間放置すると同じような結果になります。